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こんにちは、ケイララです。
「結果にコミットする」。大手ダイエットメーカーのライザップが、テレビCMなどでキャッチコピーとして使った言葉ですよね。とても、有名な言葉になりました。コミットっていう言葉は、小学生も使っているようです。「算数のテストの結果にコミットする」。なんか、生意気な言い方ですよね。なかなか、ビッグマウスです。
でも、この「コミット」の使い方って、当たっているのでしょうか。「コミット」という言葉は、小学生だけじゃなくて、ビジネスの世界でも使われている言葉ですが、正しい意味を理解している人は、44%だそうです。そうなんです。半数以上は、「コミット」の意味を正しく理解していないんです。
コミット(commit)を辞書で引いてみると
[名](スル)かかわり合うこと。関係すること。「多くの知識人が運動に―した」
出典:goo辞書
多くの人が、「コミット=約束」と勘違いしているようです。「約束」は、「プロミス」という英語になります。「コミット」の本当の意味は、「関わりあう」や「関係を持つ」という意味なんですね。要するに、ライザップが言っていることは「あなたの結果に関わりあいますよ」ということなんです。ただ、「コミット」という言葉は動詞で、名詞になると「コミットメント」という言葉になります。
「コミット(commit)」と「コミットメント(commitment)」の違い
今度は、「コミットメント」を辞書で引いてみます。
1 約束。誓約。公約。確約。「近隣諸国との―を守る」
2 かかわり。かかわりあい。関与。介入。「政治への―の意思を明確にする」
出典:goo辞書
少し、意味が変わりました。「約束。誓約。公約。確約。」という意味が加わりましたね。ついに「約束」という意味につながりました。「結果を約束する」になりましたね。でも、コミットの本来の意味ではありません。やはり、ライザップが言っているのは、「結果に関わる」が、本来の正しい日本語訳になりますね。
「コミット」と似ている言葉
ちなみに、「コミット」と似ている言葉をいくつか挙げると、
・コミッショナー:協会などの最高権力者
・コミッティー:委員会
という言葉があります。すべて、「コミット」とは全く違う意味の言葉ですね。
ライザップの「結果にコミットする」は正しいのか?
■参考:「ウサギはサボったので、カメに負けました」に隠れた大切なもう一つのこと
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あなたは「結果にコミット」していますか?今日も「結果にコミット」しながら、お部屋の模様替えリメイクをしていきましょう。
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