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こんにちは、ケイララです。
コンクリート打ちっぱなしの住宅って、「おしゃれでカッコイイ家」という印象ですよね。
重厚感もあって、デザイナーズハウスっていう感じがします。
でも、実際に住んでいる人に話を聞いてみると、「お部屋の中が冷んやりして寒い」「壁に結露ができるので、カビがひどいんです」という悩みがあるようです。
特に、冬の朝の寒さはひどいようで、何年住んでも慣れないようです。
コンクリート打ちっぱなしの住宅は寒い?
まず、コンクリートは、「暖まりにくく、冷めにくい」という性質を持っています。
一旦、暖まってしまえば、冷めるまでに時間がかかるのが、コンクリートなんですね。
なので、コンクリート打ちっぱなしの住宅は、お部屋が暖まるまでに時間がかかるんです。
夜、寝る前に暖房を切って、寝ますよね。そして、朝起きるまでの時間で、部屋が寒くなります。
もちろん、この時に、コンクリート壁も冷たくなります。
そして、朝、起きて、暖房をつけるんですけど、なかなか暖まらない。
コンクリートが、暖まりにくい性質なので、壁自体がなかなか暖まらないんですね。
そして、朝食を食べて、外出する時間になっても、お部屋が暖まらずに、「コンクリート打ちっぱなしのお部屋は寒い」というイメージになってしまうんです。
ちなみに、暑い夏は、昼間の日射で暖まったコンクリートが、なかなか冷めないので、夜に冷房を入れても、お部屋の温度が下がりにくいという現象が起きます。
逆に、木造住宅のお部屋は暖かいの?
では、コンクリートの住宅に比べて、木造住宅のお部屋は暖かいのでしょうか。
「木」は、「暖まりやすく、冷めやすい」という性質を持っています。
お部屋の暖房を入れれば、室内と同様に、木造壁もスグに暖かくなるんです。
もちろん、寝る前に暖房を切ったお部屋の翌朝は、寒く感じます。
でも、暖房を入れれば、スグに暖かくなります。
なので、木造住宅は、コンクリートの住宅に比べて、暖かいという印象を受けます。
コンクリート打ちっぱなしの壁は結露がひどい?
コンクリート打ちっぱなし住宅の、もう一つの懸念点として挙げられるのが、「結露」です。
コンクリートの壁は、外の冷たい空気を取り込んで、ガッツリ冷たくなります。
壁の外側だけではなく、内側も寒くなるんです。なので、お部屋の中の壁も冷たくなります。
壁のお部屋側も冷たくなるんです。
壁が冷たくなった状態で、暖房をガンガンつけると、急激な温度差が生じて、壁に結露が発生するんです。
しかも、壁の結露って、なかなか気づきにくいんですよね。
窓ガラスの結露は、ハッキリと目に見えます。でも、コンクリート壁の結露って、本当にわかりにくい。
手で直接壁を触ってみて、初めてわかるような、そんなレベルです。
なので、壁に結露が出来ても、ほったらかしにしちゃっているケースが多いんです。
そして、壁の結露をほったらかしにしていると、どうなるかというと、壁にカビが発生してしまうんです。
寒いコンクリート打ちっぱなし住宅は断熱性をアップする
はい、ここまで、コンクリート住宅の「壁」についてお話ししてきました。
日本でも、断熱基準が2020年から義務化されます。
なので、まだ義務化されていません。
「家は、このぐらいの断熱性能を持たせなさい」という決まりがあります。
でも、まだ義務ではないんです。
しかも、「マンションを含む住宅と小規模建物(同300平方メートル未満)への義務付けは見送る」とされています(※2018年12月4日現在)。
なので、もともと断熱性能が低い、コンクリートの住宅は寒いんです。
ということは、コンクリートの家でも、断熱性能をアップすれば木造住宅のように暖かく感じることが出来るはずなんです。
壁断熱は業者に頼まないで自分でDIYできる
壁の断熱をしようと考えた時に、最初に思いつく方法は「リフォーム業者に依頼する」ですよね。
やはり、リフォームのプロに任せた方が安心です。
と思ってリフォーム業者を探す前に、まずは、自分でDIYする方法を、考えてみてください。
一昔前は、家の改修を自分でDIYするなんて、考えられませんでした。
でも今では、いろんなDIYアイテムがあります。
例えば、壁をオシャレに断熱できるアルミシートという断熱壁紙があります。
この断熱壁紙は、コンクリート壁に直接貼るだけで、お部屋の壁を断熱してくれます。
デザインもたくさんあるし、オシャレなので、お部屋ごとにデザインを変えてみても良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コンクリート打ちっぱなしの住宅は、とてもカッコいいですよね。
でも、コンクリートの性質上、壁断熱の性能が低い場合は、夏は暑く、冬は寒いんです。
そして、壁断熱の性能をアップする方法があります。業者に頼んでも良いですが、自分で簡単にDIYすることも出来るんです。ぜひ、お試しください。